[vol.231/2013年10月30日]
ナス科/ナス属/7月〜10月の夏秋ものは茨城・栃木・練馬、11月〜6月の冬春ものは高知・熊本・福岡産が多く出回る。原産地はインド東部といわれている。インドでは紀元前から栽培されていて、東ルートで東南アジアや中国、西ルートで中東や地中海沿岸を経てヨーロッパに伝わったと考えられている。中国に伝わったのは紀元前5世紀頃で、ヨーロッパに伝わったのはだいぶ遅く13世紀頃といわれている。日本に渡来した時期は解らないが、奈良時代には栽培が行われていたようで、正倉院文書には天平六年(734年)に「茄子」についての記載がある。種類は3cmほどの小なすから40cmの大長なす、ボールのような丸なすなどさまざまで、色も白、緑、紫とバラエティー豊か。