[vol.715/2015年2月26日]
アブラナ科/ナズナ属/越年草/草丈:10〜40cm/開花:3〜6月
春の七草の1つで、古くから食用にされてきた。秋に芽が生え、早春に咲き始める。中国では止血剤に、ヨーロッパでは通風、赤痢などの薬として使われる。名の由来は、薺は撫菜(なでな)からの変化。なでたいほどかわいい菜の意味から。 また、夏に枯れて無くなることから夏無(なつな)が変化したとも言われている。別名:ペンペン草(ベンベングサ)風に揺れたときの音から。三味線草(しゃみせんぐさ)実が三味線の撥(ばち)に似ているから。
★春の七草は、なずな、ごぎょう、ははこぐさ、はこべ、ほとけのざ(別名:たびらこ)、すずな=かぶ、すずしろ=だいこん。
妹が垣根 三味線草の 花咲きぬ 与謝蕪村
よく見れば なづな花咲く 垣根かな 松尾芭蕉