[vol.205/2013年10月4日]
小栴檀草
kosendangusa
キク科/センダングサ属/1年草/50〜100cm/9〜10月
熱帯アメリカ原産の帰化植物。日本には江戸時代に渡来、その後、畑地、道端、荒れ地に野生化。イノコズチやヌスビトハギなどと並んで、草むらに入ると衣類にたくさんついてくる植物の種の代表。葉の形が樹木のセンダン(栴檀)の葉に似ているのでセンダングサと呼ばれる。
コセンダングサには、●アワユキセンダングサ●アイノコセンダングサ●コシロノセンダングサ(シロバナセンダングサ)●オオバナセンダングサ(タチアワユキセンダングサ)などの変種がり、和名や学名にも混乱があるようで、雑種もあることを想像すると、簡単に区別はできない。多様な変異を示す、一群の種と考えた方がよいのかもしれない。
亜米利加栴檀草
amerikasendangusa
西日本ではコセンダングサが繁茂し、アメリカセンダングサは少なく成りつつある。一つの花序はたくさんの小花からなっているが、目立つ花弁のある花がないので、花らしくないが、時として花弁のあるものもある。総包が大きく、花弁のような形になっている。
栴檀草
sendangusa
センダングサは世界の熱帯から暖帯に広く分布する1年草の帰化植物。日本では本州の関東以西・四国・九州に分布する。同属のアメリカセンダングサは水の中にも生育するが、センダングサは水の中よりも水際の陸地などに生育するようだ。頭花は明瞭な黄色の舌状花を持つ点で、他種と区別できる。
白の栴檀草
shironosendangusa
北米原産の帰化植物。 日本には幕末に渡来した。コセンダングサの変種で全体の姿はコセンダングサにそっくり。ただし、明瞭な白色の舌状花を4~7個持つ点で区別される。