[vol.818/2015年6月9日]
ユリ科/カタクリ属/多年草/草丈:15cmほど/開花:3~5月
早春に可憐な花を咲かせる。陽のあたるときに開き、くもった寒い日や雨の日は開花しにくい。曇っていも温度が高めだと開花する。初夏には葉が枯れ地上部は姿を消す。枯れたあとは次の年の3月頃まで、球根のまま休眠する1年のうちの10ヶ月の間は地中で過ごし、花を咲かせる準備をする。地下深くに白く太い鱗茎が有り、昔は鱗茎からかたくり粉とったが、今は8割がじゃがいも、2割がさつまいものでんぷんからつくられている。。古名を堅香子(カタガゴ)と言い、万葉集にも詠まれている。(長野県/入笠山で撮影)
もののふの 八十をとめらが 汲みまがふ 寺井の上の かたかごの花
万葉集(大伴家持)
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