[vol.381/2014年3月29日]
キク科/フキ属/多年草/花:2〜3月
フキの花芽(蕾)が蕗の薹。その後、葉が出るより先に地面近くに花を咲かせる。雄株と雌株が有り、雄株は黄色く花が終わると枯れる。雌株は白っぽく、茎か伸びて実を付ける。地下茎を通じてつながっているまるい葉が大きく広がって成長する。(花と葉は別々につく)。この葉柄がフキとして食用になる。名の由来は冬黄(ふゆき)の略で、冬に黄色い花を咲かせることから。別名:蕗の姑
明日よりは 春菜採まむと 標めし野に 昨日も今日も 雪は降りつつ
(万葉集 山部赤人)
蕗の薹 おもひおもひの 夕汽笛 (中村汀女)