崩落から6年、極端に水量が少ない水の木沢
酒匂川流域の集中豪雨により、登山道が崩落し、川底も土石流で埋まり、魚の棲家も壊滅した。あれからから6年。昨年は、登山道もずいぶんと復旧していたが、果たして今年は、どれくらい修復が進んだか? 魚も戻って来たのだろうか? 駐車場には、一台も車がない。かつて管理人が居た。プレハブに設置された。入渓場所に釣法別に色分けされたマグネットをくっ付ける地図にも、そのマグネットは一つも貼られていない。今日は、一人も釣り人が居ないということだ。しかし、水量が極端に少ない。何か釣ができない沢の情報を得て、誰も来て居ないのか? 一抹の不安を抱きながら上流を目指す。
芦沢橋手前で、新たに護岸修復工事が行われて居た。その橋の先で、大きな崩落が2箇所あり、その一つは昨年、修復工事が終わって居た。もう一つ奥の方が、今年修復が終わっているのでは、と期待して居たのだが、改めてその崩落後の様子を見ると、そう簡単ではないことを実感する。まだまだ、時間はかかりそうである。それでも、その場所は、トラロープが張られ、安全にヤマユリ橋の手前の登山度に出られれる。その先は、以前と同じように楽チンなハイキングコースである。ヤマユリ橋を過ぎても水量は、今まできた時より、極端に少ない。ますます不安が募る。水の木取水所の下流は、何時も水量は少ないのだが、こんなに少ないのは初めてである。何時もカップラーメンとコーヒーを入れるための、水を補給する水場で1リットル確保し、その向かえから、谷底を除くと、沢の水量は何時ものように満ちている。1時間半ほど歩いただろうか? いつもの場所から沢に降りる。以前の状態に戻って来ているよに思える。あとは魚が戻れば…。それには、キャッチ&リリースが必要である。今日も、そこそこ、つることができた。魚は全てリリース。温泉の時間に間に合うか微妙な時間になってしまった。急いで下山したが、結局この日は、間に合わず。残念。魚の匂いを引き連れて帰途に着く。