禁漁後
先月で大半の渓流は禁漁になった。ただ一つ丹沢の渓流は10月14日まで釣りが可能だ。ただ、数年前の集中豪雨の傷跡はまだまだ回復していない。2ヵ所ほど大きな崩落があったところには、登山道は無く崩れた斜面に付いた釣り人の踏み後を辿っての遡行だ。そんな状況の釣り場ではあるが、土曜日とあって、既に40台以上の車が駐車している。かつての管理事務所のプレハブの前のボードには、「ル」、「フ」、「テ」、「エ」と釣法別のマグネットが入渓点を埋め尽くし貼り付けてある。我々が入ろうとしていた渓もすでに5人ほど入っている。浅瀬橋を出発したのは9時を過ぎていた。たぶん、他の釣り人は、4時頃から入渓しているだろうから、まっ、なんとかなるのではと、登山道を歩き始めた。途中ルアーマンに会った。話を聞くと、4時から始め、芦沢橋あたりで、無き尺を釣ることが出来たと爽やかな顔で下山していった。天気は良く陽のあたる所は厚いくらいだ。日陰は秋らしく爽やかで心地よい。入渓点に着いたが、既に2人が河原でコーヒーを飲んでいる。仕方が無く、さらにしばらく橋の上流を目指し、先人に支障の無いあたりまで足をのばし入渓。釣りはじめたのは、11時をだいぶ過ぎていた。まっ。今日は釣りにならなくても散歩のつもり、のんびりと沢の風と音、鳥のさえずりを楽しむことにした。昨年は、20㎝前後を数尾釣った。今年は似たような釣果だったが、25㎝ほどの物も釣ることが出来た。魚はだいぶ戻ってきたのかも知れない。温泉に入って帰りたかったので、3時には納竿し、下山。3時間ほどの釣りではあったが、リフレッシュでき満足のいく今シーズ最後の釣りとなった。帰りはぶなの湯でまったり。今シーズン無事に釣りが出来たことに感謝。